般若心経。

 

必要があって般若心経について読んでいる。その教えがハイゼンベルクに一致していることに改めて驚いている。
ハイゼルベルクの著書、部分と全体(1974年)は、私の70年代における指導者の一人であった。
当時は歳の多い友人が、唯識はむずかしい、と語るのを頭でのみ受け止めるだけの力しかなかった。
それゆえに、自分が調べていた科学史の先輩たちの教えと、唯識の間の関連について思い至ることすらなかったのである。
今、この歳になって、仏教への関心が募り、また周囲の必要にも応えんとする意欲も拡大して、
般若心経に触れた時に閃光が走るほどの刺激を体験した。