自我と他者。

完璧に自分を意識から外した状態。
自分と周囲との境がなくなった状態。
その瞬間のえも言われぬ巨大な幸せ。
生きるにおいて、自我は必要不可欠なものであり、
しかし、同時に時として生きる行方を撹乱するものでもある。
他との関係の中に生まれる葛藤。逡巡。
やがて、それらも凌駕して自らの中に確かめる独立した心。
平和な心。
優しい心持ち。
温かな感触。
自らに執着する気持ちは、他を受け入れる気持ちと均衡を保って、
自分と他との境が消えていく。